どんぐりの問題をしていると
「先に言って欲しかった・・・」
と言われることがあります
気持ちわかる〜(°▽°)
こちらも、内心「少しごめんね」と思いながら読んでいます
「今日はひかるぴょんの誕生日です」
の文章を読むと、みんなうきうきします
折り紙でわっかを作って部屋に飾っている様子とか
ドレスを着ている可愛いひかるぴょん女の子とか
何分も何分も時間をかけて
わくわくしながら描いてくれるんです
そして次の文章は
「カラスさんからは高級クモを5匹、
もぐらさんからは柔らかミミズ8匹もらいます」
この文章を読んだ時の落胆の表情が
可愛いやら
面白いやら
申し訳ないやらo(≧▽≦)o
子どもたちの中には、「苦労して描いた絵が潰される」
と感じている子もいます
自分が想像したこととは違う文章だったりすると
結局無駄だったと思うようです
だから、描きたくないと思う子も
無駄なことは一つもないんです
自分が想像した唯一無二の絵が最高なんです
それを土台に、次の文章に合うように絵を変形させていく
これこそが、思考するということです
最初に描いた絵が潰されることもないし
使わないからって無駄なことはない
ただ、文章通りの絵を描く
そして次の文章の絵を思った通りに描く
絵をよく見る
描いた絵はどういう関係にあるかな〜
自分の絵を見ることから、新しい発見がある
そこから思考が広がる
「頭の中でできることは、たかがしれてる」
どんぐり倶楽部の糸山先生はおっしゃいます。
今日はその絵や、その考え方は使わなかったかもしれない
でもね、別の問題で使えるんです
たまたま、今日は使わなかっただけ
この1問を解くのに、色々考えて、遠回りした分、
たくさんの力がつきました
まちがった動かし方だろうが
とにかく絵を動かした
とにかく思考した
それが大切なんです
合理的な考え方は、大人の世界では必要ですが
子どもの思考回路を作る成長段階ではもったいない
2×9の掛け算しか知らない子に2×10の計算を教えない
だから
2×10は18に2を足せばいいと自ら気づけるんです
多くの子は10倍というと、「なぜかわからないけど0をつける」
と覚えているように感じます
何度も
2×10=2×9(=18)+2=20
という計算をして
5×10=5×9(=45)+5=50
という計算をして
そして
体感を伴ってわかる
5の10倍は50なんだなあ
90cmの距離と言われたら、まず描く
穏やかに描く
地道に描く
楽しく描く
1cmずつ描いていると面倒臭いなと思う
そしたらチャンス
工夫が生まれるかも!
だからまず描いてみて
描くことを面倒くさがらないで
描いたことによって
大きく広がるから
新たな気づきがあるから
今日も素敵な男子ママとこんな話をしました
楽しみ〜って言いながら電話を切りました
どんぐり倶楽部の問題は、さまざまな仕掛けのある
素敵な問題です
どんぐりってこんな問題