突然ですが、多くの子にとって小学校の算数で最難関はなんでしょう
それは「割合」
割合では、元にする数、比べる数、という言葉が出てきます
子どもたちは「くもわ」と言いながら解いていくことが多いのですが
かなり危険感漂う理解の仕方です
この理解がうすっぺらいと、応用は効かず、算数なんて大嫌いという道へ(泣)
ところで先日、小4愛ちゃんと4MX07の問題をしたとき
「30人を元にして・・・」と言いながら解いているのを、この私が聞き逃すはずありません
元にするという言葉を、自ら言う機会ってそんなにないですよね?
自ら30人だと仮定して問題を解いていますよね
じ〜〜ん(涙)
そんなこと、どんぐり問題をしていると当たり前のことですが
さらっと言葉に出していたことに感動しました
ある日突然、「これは元にする数、これは比べる数、だからこうやって割合を求める」
と言われましても・・・
「必要だから元にする数を自分で決めた」
・この体験が事前にあること
・それまでにさんざん悩まされていること
これらの経験あると、後から学校で教えてもらう
割合の理解力や浸透率が上がることは一目瞭然
学校は整理して教えてくれるところです
それまでの日常で時間をかけてやっていたことを
システマチックに整理してくれることで、応用ができるようになります
困ってないのに教えられるって
実は迷惑な話
後から必要になるからって言われましても
「今必要ないんです」(子ども代表)
子どもたちは、今しか生きてないんです
先日の糸山泰造先生とお母さんとのやりとり(過去ログ)の中でも出てきました
「基準の移動」
過去ログ1−4
子どもたちは自然にやっています
ここを、見逃さないで見てあげてくださいね
絵が雑とか
絵が見づらいから見る気にならないとか
小さくてわからないとか
そんなこと言ってる場合やあらしまへん
私たちゼロイチの先生たちはみんな、このあたりに敏感です
お母さんたちに見えていない感動を伝えてくれます
算数嫌いの決定打は「割合」です
そうならないように、割合に出てくる言葉の意味がわかるようにしておくこと
日常でその言葉が自然に出てくる状態を作ること
小5になる前にやっておきましょう