目をまん丸にさせながら、自信たっぷりに答えを書いてくれたYちゃんが
「せんせー、ずつじゃなかったよ」と言いました。
<1MX22> 月 日( )
カメむしはなこさんと おおカマキリこさんは、おまつりで わたがしを10こずつ かいました。そして、ジャンケンを しながら かえりました。ジャンケンで かったひとは まけたひとから、わたがしを 1こもらえます。ジャンケンは、カメむしはなこさんが 1かいでおおカマキリこさんが 2かい かちました。 いま、2人は わたがしを なんこずつ もっているでしょう。
Yちゃんの言葉に省略されていることを補うと
問題文では「なんこずつ持っているでしょう」と聞かれているけれど、「〇〇こずつ」と答えると、二人は同じ数をもっていることになってしまうから、○○こずつとは答えられない。
それに気づいて、「せんせー、ずつじゃなかったよ」
と私に教えてくれたのです。
細部までしっかり聞いて、私のお願い通りにそれを全て絵に描こうとしてくれる、可愛いYちゃんです。
私が問題を読むので、私が言い間違えていると思っているんですね。
もう、可愛くて嬉しくて幸せな気持ちになります。
ところで、全ての学習の基本は読解力です。 どんぐり学習は、細部まで深くイメージして絵に表していきます。どの言葉も、言葉と言葉の関連性も緻密に感じて、絵に描いていきます。
- 細部まで緻密に見て行く力、
- 全体のイメージを掴む力、
- 物語を楽しむ力、
- 論理的に考える力、
- 工夫する力、
- 色んな角度から見る力、
今後の人生を楽しむ様々なアイテムを獲得していってる気がします。
私が作った問題だと思っている子が少なくないです。
そのときは、もちろんちゃんと伝えます。
「超天才の糸山先生が作ったんだよ」と。
どんぐり倶楽部のどんぐり書房から誰でも購入できます。