「間違えた時、精神的なフォローにとても時間がかかる」
そんな相談がありました
該当学年より下の問題ができないことが悔しくて、泣いてしまうんだそうです

まず知ってほしいのが、学年は関係ないということ
0MXの問題には、割り算の問題、割り算と引き算の複合問題まで入っています
「年長さんの問題」ではないのです
年長問題だから簡単!とあなどるなかれ、大人でも間違えるほどです

特に0MXは本当に大切な問題が多いことで有名〜♪
糸山先生が、最も気合を入れた問題だからです
高学年で始める子も、最初は0MXをお勧めしています

1MXの問題は1年生問題ではありません
1200匹という数字
グラムまで出てくるし
何倍という言葉まで

これらの問題すべて1年生で正解してほしいと思って作られてはいません
そして2年生でも難しい
そして3年生でも絵図を描かないと難しい
さらに4年生でも絵図に慣れてないと難しい
その上の学年でも同じです

 

数字だけごちゃごちゃ動かしたりしても解けないようになっています
ファンタジー的な世界に入り込み
登場人物の気持ちを考えたり
自分ならこうするなあと思ったり
どうやって攻略しようかなと作戦を考え
どういう意味なのかなあと試行錯誤する

 

そんな時間って日常で取れないでしょ
だから、このどんぐり問題ができたのです

答えを間違えた?
答えは正解した?
そんなことだけで一喜一憂するのはナンセンス

正解不正解は、ほんの一部、おまけ程度でしかない
そんなちっぽけな力を育てようとしているわけではないのです

大切なのは
問題のストーリーについて思うこと
自分ならこうするなあと考えること
自分だったらこんな気持ちになるなあと感じること
自分ならこんなふうに絵に描くなあと実際に描いてみること
自分ならこう考えるなあと問題文をイメージに描き起こすこと
今持ってる力全て使って、質問に答えようと思考錯誤すること

自分なりの答えを導く過程にこそ価値があるのです

簡単な問題だったら、考える時間がとれないでしょ
考える力は、悩んだ時しか作れない

そのために必要なのが視考力
自分が描いた絵を見て考える最も得意で最強の力を育てているんです
だから絵を描くんです
そしてそんな問題に向かっているだけであなたは最強

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