今日は、全国宝探しの日です。
どの宝箱にも3個のウメーゾあめが入っています。
かめきちくんは 午前中に宝箱を2箱見つけました。
午後は今までに3箱の宝箱を見つけました。
では、今日中に宝の数を20個以上にするには、あと何箱の宝箱をみつければいいでしょう。
正解は、2箱なんです。
でも、絵を描きながら、T君は言いました。
「俺なら、20個じゃなくて、24個見つける。」
そう言いながら、楽しそうに宝箱を描いてくれました。
T君は、算数の文章問題とはいえ、
俺ならこうする!こうしたい!と、感情を動かしながら楽しんでいます。
ただの算数文章問題であれば、「こうしたいなあ」と心が動くことはありません。
また「20個以上にするには」という問題文から、答えは無数にあることもわかります。
どんぐりの問題って、答えが1つに決まらない問題もあります。
私たち親が、私たち指導者が、まずそこに気付くことです。
そして子ども達の力を信じること。
子どもの自由な発想を、創造力を見守ること。
文章で書くとあまりにも軽く感じるので書きたくないんです。
昔の私なら、こんな問題はすっきりしないし嫌だなあと思っていたかもしれません。
または、淡々と解いて、2箱と答えを描いて、「はい、解けた」と
解けたことに達成感は感じても、それ以外何も感じてなかったと思います。
ゼロイチの子ども達は、このように問題を味わいながら解いていきます。
心が動いています。
どんな絵も許される空間を意識しています。
子どもたちを見ていると、無限の可能性にわくわくします。
そんな子ども達に感動します。
そして、尊敬しています。