絵を描いて、問題も解けるんです。
でも、式が書けなくて困っています。
低学年のうちは、式は必須ではありません。
高学年からは書いてもらいます。
絵が描ける → 文章、問題を理解
答えが出せる→ 絵から答えを選択判断
低学年では上記までで十分です。
全学年、絵図が先です。
絵図で考えて見通しをつけます。
4年生からは徐々に慣れて、
5年生からは考えた過程を
最後に、式に変換します。
式から考えると、
数字の操作に走りがちになります。
意味がわからなくても
式は適当にたてられます。
やってる風、
問題を解いている風、
に見せることもできます。
先日、小4男子が取り組んだのは、
カブト君たちが牛乳を飲む問題。
最後に式を書きました。
問題文に出てこない数字は、
その出所も式にしていきます。
問題文にない数字は式に使えません。
式は全部で10個も並びました。
学校の問題は、式が1つか二つ。
それを何とか足したり引いたりして、
それらしい数字を出そうとしませんか?
最初の慣れないうちは
式が書けないかもしれません。
考えた過程をゆっくり辿りましょう。
1+2=3
のような式は、1年生しか書かない
と思っているかもしれません。
何倍という問題の時など必要になります。
よく間違えるのが、筆算です。
筆算は、メモであり式でありません。
割算を使わずに考えた場合は、
引き算が延々と続くときもあります。
1600-100=1500
1500-100=1400
1400-100=1300・・・・・
どんぐり問題では式が1つで
終わらないことが多いです。
それだけ、絵を描くと
簡単になるということ、
そして、複雑な思考をしている
ということです。
慣れてきたら、あちこちに書かず、
右下など、まとめて書くようにします。
絵が描けているなら、できます。
大丈夫です。
【まとめ】
式は、考えた過程を算数語にしたもの。
式は最後に考えた順をたどること。
低学年のうちは、書けたら書く。
式から取りかからず、絵が先。
高学年は式の場所を決めてまとめて書く。