飛行機で出会った素晴らしい親子に感動しました
先日、飛行機に乗った際の出来事です。
隣に座ったのは、おそらくタイ人の親子。
私の横には2歳くらいの男の子とお母さん、
通路を挟んで5歳くらいの男の子とお父さんが座っている。
便宜上、「2歳くん」「5歳くん」と呼ばせていただく。
飛行機で小さな子どもが隣だと、
場合によっては大変なこともあるよね。
実は私も少し不安を感じながら席に着きましたが、
結果として、この親子に終始感動させられることになるのです。
まず驚いたのは、2歳くん
飛行機の離陸前から3〜4時間、
ずっと粘土遊びをしていたのです。
パトカーに粘土をつけたり、丸めたり、他のオモチャにくっつけたり。
ママは「タイヤに巻き付けたらダメ」など言わず、
子どもが話す言葉を繰り返したり、相槌を打ったり
落とした粘土やオモチャを何度も拾ってあげていました。
英語でも日本語もなく、内容はわかりませんでしたが、
同じ言葉を繰り返しているようでした。
ある時は、ママと一緒に「鍋」や「蓋」を作って
食べる真似をして笑い合ったり。
これは世界共通ね。
言語じゃなかったから何をしているのかわかった。
後から思い起こすと泣く、騒ぐ、怒る
が一切なかった
そして、お菓子もなかった
長時間フライトでなのにびっくりです
途中でおにぎりのようなものを食べていました。
一口食べるのに時間がかかる2歳くんを、
ママは静かに待っていたのも印象的。
私、どんだけ注目してるねん(笑)
おりこうさんに歯磨きを済ませた後、
また粘土で遊ぶ恐るべし2歳くん。
お母さんがうとうと寝てしまったときも
私はもちろん、観察観察
2歳くんがママに話しかけます
ママは、一言返して頭を撫で、また眠る。
でも必ず起きて、対応していました。
そんなやりとりの後、2歳くんも眠りにつきました。
ママがスマホを見ていた時間が思い出せない。
私が見てない時に、こっそり見てた??
パパと離れた席に座っていた5歳くん。
時々ママのところへやってくるのが可愛い。
何しにきたかって、ハグするため。
何も言わず抱き合っていたのです。
私の体感覚で15秒以上だなあ
しっかりハグして、またお父さんの隣へ戻っていく。
ママは寝ていても一度起きて、抱きしめていました。
5歳くんも泣いたりわがままを言ったりする声は聞こえず。
ママが寝ている間は、お父さんとずっとおしゃべり。
パパとスマホを一緒に見ることもあったけど、
ほとんどがおしゃべりだったような。
おしゃべりは、子どもが8割、パパが2割くらい。
パパがスマホを見ている時は、やはり粘土遊びをしていた。
この素敵な親子に出会えて、私も幸せな気持ちになりました。
2歳くんに肘掛けを超えて寄りかかってきたけど
可愛いので、ウェルカム。
私も2回ほど、おもちゃを拾ってあげました。
飛行機を降りる時は、
ママと私はお互いに手を振って別れました。
ゲームやお菓子がなくても、
このように機内や電車、お店で、
小さな子どもたちは穏やかに過ごすことができます。
親子ともストレスが最小になります。
そんな子育てを目指すのが
「のんいく」
お母さんのスマホ時間はほぼゼロ、
子どもは粘土とハグで遊び、
食べ物はおにぎりの準備、
シンプルだけど心温まる親子関係でした